江戸時代に入って、東海道五十三次が制定されて、大名の参勤交代の実施などで、全国的に交通が活発になってくると、旅行用の弁当にも、くふうがされるようになってきました。もちろん、いまのものにくらべると、その内容はお粗末にみえるかもしれません。 また、江戸の中ごろからは行楽弁当がさかんに作られるようになって、そのための容器も、いろいろとくふうされてきました。提重(さげじゅう)なども、すばらしいものがつくられるようになってきました。 明治、大正となるにしたがって、さらに外観にみがきがかけられてきました。しかし、中身の方はというと、そんなに進歩しなかったようです。 弁当の種類は、一家がそろって楽しむ行楽弁当と通勤用の実用弁当の二種類にわけることができます。加工製品を入れるだけにするのではなく、できるだけ手作りの味を楽しみ、安く、美味しく、栄養価の高いものを家族に提供して、生活に夢を持てるようにするのがいいと思います。